会計事務所で働いてるけど、毎日の仕事がつまらない。
そんなふうに感じることはありませんか?
会計職で働いていると、判断に迷うことや、報酬が期待している額と異なっていたりと、ちょっとしたフラストレーションを感じることがあります。
特に働きはじめの新人の場合は、先輩からのサポートや指導が少なく、せっかくのキャリアアップのチャンスを活かせないという悩みを持つ方も多いようです。
そこで今回の記事では、会計事務所で働くうえで悩みを抱えている方々のためのヒントをお送りしていきます。
この記事を読んで、会計事務所での仕事の手助けにしていただければと思います。
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この記事の目次
会計職でよく直面する課題
会計事務所には業界特有の特色があります。
- 中小規模の事務所が主流
- 専門知識を持った職人的な職員が多い
- 多くのクライアントを抱え、それぞれ個別のサービスが要求される
このような背景から、会計職の方々は、次のような課題を抱えているとされています。
- 会計事務所が中小企業の場合、人間関係が難しかったり、経営者のパワハラがあったりする
- 専門性の高さから、経験の差によって同僚とのコミュニケーションが難しい場合がある
- クライアントへの対応が多岐にわたり、多くの知識が要求されたり、高いストレスに晒されたりする
この3点についての具体的なトラブル例を、以下で掘り下げて見ていきます。
トラブル① 対人関係のストレス
相手に言葉を投げかけても反応がなかったり、故意に誤った情報を伝えられたり…。
そんな経験はないでしょうか?
これは会計の業界でも、ほかの業界でもありがちな、対人関係のトラブルです。
会計事務所で務める場合には、職場が少人数のオフィスのことも多く、人間関係の摩擦がエスカレートすると、逃げ道が少なくなります。
できるだけ早く、新しい環境を模索してみてください!
職場を変えることで、人間関係をリセットすることも時には必要と言えるでしょう。
トラブル② 新人サポートや教育の不足
「経理の仕事を覚えるためにこの業界に入ったけど、なかなかサポートされない...」
これは、会計職についた新人が経験しがちな、典型的な悩みのひとつです。
それどころか、「新人は教えを乞うのではなく、実際の業務を見ながら学ぶべき」という文化がある職場や、自分の仕事に追われて「自分でリサーチして学べ」と新人の質問を一蹴する先輩が多い職場もあります。
残念なことに、このような職場環境が原因となって、退職を選択する人も少なくありません。
トラブル③ やる気の欠如
「仕事が面白くない…」
「この職場は税理士の資格をとるための手段なので、仕事に身が入らない」
こうした理由によって、仕事へのモチベーションが下がった結果、つまらなさを感じ始める人もいます。
とくに長期間、会計事務所で働いていると、こうした感情が芽生えがちです。
ほかにも、会計仕事は同じ作業を毎月、毎年のように繰り返しおこなうものも多いため、次第に飽きてくるという理由で、やる気を失う人もいるようです。
意味を見いだせない仕事は、精神的なストレスの原因にもなります。
こういう時は、様々な業務が存在し、社内での人事異動もある比較的規模の大きな企業の経理部への転職を検討するのもひとつの手と言えるでしょう。
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経理の専門家として、より良いキャリアを築こう!
上記のような悩みを抱える会計事務所に勤務する方に、会計事務職の先輩として、次のような解決策を紹介したいと思います。
それは「幸せな経理職」を目指すことです!
「えっ? 幸せな経理職って何?」と思ったあなた。
それは、長年、会計事務所や税理士事務所で働いてきた私が考える、次のような理想的な会計事務所のことです。
経理の理想の環境
私が考える幸せな経理職の職場環境とは、次のような条件を持った職場です。
- 職員同士の信頼関係
- 継続的なスキル向上の機会
- 少なめの残業
- 有給の取得率が高い
- 適切な給与制度
- しっかりした福利厚生
これらすべてが完璧にそろった会計事務所というのは、残念ながら多くはありません。
しかし、妥協せずに経験やスキルを磨きつつ、適切な転職をおこなうことで、限りなく上記の①~⑥の条件が満たされている職場を見つけることができるはずです。
より良い経理の職場にたどり着くためにも、あなたも今から新たな職場探しに挑戦してみてはいかがでしょうか?
会計事務所の経験とその価値
会計事務所での経験は、転職の際に有利な条件となります。
また、企業の経理部への転職においても、同じように実務経験が鍵となる場合が多くあります。
そのため、経理未経験向けの会計業務に関する求人は限られており、チャンスは若年層の新卒者が対象の場合がほとんどです。
しかし、逆に言えば実務経験さえ持っていれば、同業他社への転職のチャンスは大いにあるということでもあります。
とくに現在、経理分野は人手不足と言われており、経験者の求人も増えているようです。
あなたの価値ある経理経験を無駄にしてはいけません。
現在の転職市場では、実務経験者の転職の機会は、年齢を問わず数多くあると言えます。
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理想の経理職を求めて
理想の経理職へのアプローチ方法
会計事務所でしか働いたことのない方にとって、一般企業の経理への転職は難しいように思えるかもしれません。
しかし、現在の転職市場の状態を考慮すると、以下のようなアプローチをすることで、今よりも条件の良い企業の経理部への転職も可能と言えます。
それは、人材不足が起こりがちな中小規模の企業を経て、 良質な大手企業の経理部への転職を目指すということです。
一見、遠回りに思えるかもしれませんが、この流れなら自分の目指すよりよい経理職に転職することも夢ではありません。
転職エージェントの活用について
ここまで読んで、「そんなに上手くはいかないのでは」と不安に思う人もいるはずです。
中でも下記のようなポイントを持つ転職エージェントは、きっとあなたの強い味方になってくれるはずです。
- 経理転職の専門知識が豊富
- 豊富な求人案件
- 高い顧客満足度
実は私もこうした転職エージェントを利用した経験があり、その効果を実感しています。
まずは一度、エージェントとの相談から始めてみてはいかがでしょうか。
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会計事務所から企業の経理部へ転職しよう!
会計事務所は良くも悪くも、独特の職場環境といえます。
そして徐々に改善しつつあるとはいえ、そこには様々な問題が存在しているのです。
ただし、最初に勤めた会計事務所がそうだったからと言って、諦めるには早すぎます。
今、経理職の転職状況は売り手市場です。
このチャンスを活かし、新たな一歩を踏み出しましょう。
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