- 経理が年収を上げるには?
- まじめに働いているのに営業マンには給料でかなわない…。
- 最速で年収アップするには?
経理として働いている人の中には「仕事内容は好きでやりがいはあるけど、年収が低いのが悩み…」と感じている人はかなり多いのではないでしょうか。
私自身、経理の仕事を始めた当初は年収300万円台でした。
毎日遊んでいるようにしか見えない同期の営業マンは
自分の1.5倍ぐらい稼いでいる…。
という状況でくやしい思いをしていたんですよね。

経理やってる人って、基本的に「まじめすぎる人」が多いです。
でも、年収を上げるために必要なことは「まじめに働くこと」だけでは絶対にダメなんです。
(きちんと戦略を持ってキャリアアップを狙っていく必要があります)
この記事では、現在経理として働いている人向けに、年収を上げるための具体的な方法をお教えします。
ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
20代経理の平均年収はたったの379万円
最初に現状の認識をしておきましょう(同業・同年代の人がどのぐらい稼いでいるのか?を知っておきましょう)
マイナビエージェントが行った調査によると、
経理職の平均年収は20代で379万円、30代で509万円が相場です。
↓同じ調査の営業職よりだいぶ低いですね。
- 経理の平均年収
20代:379万円
30代:509万円 - 営業の平均年収
20代:413万円
30代:530万円
しかも、人口で言えば営業って経理より圧倒的に数が多いです。
(新卒入社した人の80%以上は営業マンになりますよね)
それでもこの結果ですから、営業に比べて経理の年収が低めなのは歴然としています。
経理が年収を上げる方法
現状認識ができたところで、経理が年収を上げる方法をお教えしましょう。
(もったいぶっても意味がないので)
結論から言うと、経理として年収を上げたいなら「実務経験者として転職する」が最速です。
特に「今の会社には未経験で入社した」という人は、実際の実力と比較して年収が不当に低く設定されてしまっている可能性が極めて高いです。
なぜ、経理が年収を上げるには「実務経験者としての転職」が最速なのか?
↓その理由としては以下の4つがあります。
それぞれの理由について解説していきますので、参考にしてみてください。
1.経理など管理部門スタッフの給料は「入社時点」でほぼ決まっている
経理の給料は、「入社時点」からほぼ変わりません。
なぜなら、営業と比べ成果が反映されにくく、給料が上がりづらいからです。
たとえば、営業のAさんと、経理のBさん、ふたりとも年収400万で入社したとします。
Aさんは、大きな契約を受注したので、インセンティブが給料に追加されます。
Bさんは、毎月のルーティン業務をミスなく行っていますが、給料は同じままです。
もし、いま給料に不満を感じているなら、残念ながら、5年後、10年後も、いまと同じ可能性は高いのです。
2.給料に不満がある人は「儲かっていない会社」で働いている可能性大
現在もらっているお給料に不満がある人は、「儲かっていない会社」で働いてしまっている可能性が極めて高いです。
そういう会社でいくらがんばっても年収はたいして上がりません。
年収を上げるには、「稼がせてくれる会社」で働くことが重要です。
↓たとえば、給料水準が高いのは、以下のような企業です。
- 東証一部上場企業などの大手企業
- 外資系企業
- 成長産業の企業
給料は会社が稼いだお金から、社員に支払われますよね。
儲かっていない会社は、そもそも持っているお金自体が少ないため、社員に行き渡る給料も少なくなります。
どんなに優秀な人でも、勤務先の会社が儲かっていない場合、いつまでたっても給料は上がりません。
東証一部上場企業でさえ、評価で給料がアップしたとしても年に数千円〜数万円だったりします。
「1年ごとに月5000円昇給」などはあるかもしれないですが、それって意味はあるのでしょうか?
年間で6万円程度の年収アップで本当に満足ですか?
転職では、年収が、50万、100万、それ以上に上がる人もいます。
給料に不満があるなら、給料を上げることにこだわって転職活動をしていきましょう。
3.管理職(年収高い)になれるかは「入社時」にほぼ決まっている
経理が大幅に年収を上げるには管理職になることが重要です。
しかし、採用の入口によってはどれだけ努力しても管理職になれないケースがあります。
管理職になれる人は、最初から「管理職候補」として採用されるためです。
あなたがいちスタッフとして採用された場合、今後いつまでたってもスタッフ扱いの可能性が高いでしょう。
また、役員クラスは他社からヘッドハンティングが多く、がんばっても役員になれる可能性は低いのです。
管理職になりたいなら、最初から「管理職候補を募集」という形で出されている求人に応募するのが近道ですよ。
4.経理は実務経験がある人なら転職成功させやすい
採用する会社は、経験者を即戦力として求めています。
というのも、多くの会社は、経理未経験者を育てる余力がないからなんです。
経理業務はだいたいどの会社も同じです。
別な会社でも、大枠は同じように作業すればいいので、未経験者より、経験者のほうが知識やスキルを使って作業できます。
ですから、即戦力になる実務経験者は、コロナ禍でも需要が多いのです。
せっかく需要が多いのなら、その中でも特に自分を評価してくれて、年収オファーが高くなりやすい会社がいいですよね?
経験者として転職するなら、人材市場で評価の高い経理求人に応募して経験をつむのがおすすめです。
たとえば、以下のような企業です。
- IPO準備中の企業
- ベンチャーやスタートアップの経理管理職候補
- 上場大手企業の経理(管理職を狙えるポジション)
これらは評価の高い経験をつめる可能性がとても高いです。
経理の年収を上げるキャリアは、戦略が大事です。
現在はこうした経験がない人も、ぜひこのような求人を狙って転職活動しましょう。