- 経理の正社員として採用されるには?
- 派遣から正社員に登用してもらうことは可能?
- 具体的に何をどうすれば経理正社員になれる?
経理は実務経験がとても重要視される職種ですので、未経験者がゼロからキャリアをスタートするときにはかなり苦労するケースが多いのが実態ですね。
経理になりたいけど、正社員の求人にいくら応募しても採用されない。
(「お祈りメール」ばかりもらってしまう…)
↑こんなお悩みをお持ちの方は「派遣から正社員への登用を目指す」という方法も検討してみてください。
派遣社員の中でも「紹介予定派遣」なら、
経理正社員になれる可能性がぐっと高くなりますよ。

この記事では、経理になりたい人が「派遣から正社員になる」ための具体的な方法を解説しています。
ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
経理派遣から経理正社員を目指すメリット
↓経理派遣からキャリアスタートして正社員を目指すことには、以下のようなメリットがあります。
- 最短で1週間以内にキャリアスタートできる(実務経験を積み始められる)
- 職場が合わないと感じたら数ヶ月で辞められる
- お給料を稼ぎながら就活できるので生活が安定する
- 現在無職ニートの人の場合、まわりの冷たい目から脱することができる
- 実際に働き始めているという実績は就活で有利
- 普通の事務職派遣より時給が高い(時給1700円〜など)
- 派遣先の企業でそのまま正社員に慣れる可能性がある(特に紹介予定派遣の場合)
- 雑用的な仕事をすることがない
経理派遣は、普通の事務職派遣(営業事務や総務事務)などよりも時給が高めに設定されているのが魅力ですね。
時給1700円で1日実働7時間なら、月15日〜20日出社したとして月給20万円は普通に超えます。
派遣スタッフとして一定期間働いた後、そのまま正社員への登用を目指すこともできますし、派遣として働きながら正社員として就活するのもOKです。
派遣スタッフであっても経理として働いているという実績があれば、何もなしで就活するよりもはるかに有利です。
(実際に仕事をしていることは、経理としてキャリアを積み始めるために主体的に努力していることの何よりのアピールになります。
例えば「資格の勉強してます」と自己PRするよりもずっと好印象になるでしょう)
経理派遣から経理正社員を目指すデメリット
↓その一方で、経理派遣から始めることには以下のようなデメリットもあります。
- 使う派遣会社をまちがえるといつまで経っても仕事スタートできない
- いわゆる「派遣切り」にあう可能性はある(ただし、派遣会社はすぐ別の仕事を紹介してくれます)
- 派遣先の会社で必ず正社員になれるとは限らない(紹介予定派遣でない場合、確率はさらに下がる)
- 派遣は正社員と違ってボーナスがない
- 仕事の後に就活することもあるので、無職状態で就活するより体力的にしんどい
- 簿記など資格の勉強をしている人も勉強時間が少なくなる(ただし、仕事をしながらの方が合格する人は多い)
特に注意していただきたいのは1.の「使う派遣会社をまちがえるといつまで経っても仕事スタートできない」という点です。
経理になるために派遣としてキャリアスタートするなら、必ず「経理事務専門の派遣会社」を使うようにしましょう。
経理専門の派遣会社なら、他のいろんな職種を雑多に扱っている派遣会社よりも採用の確率が高くなりますし、何より時給が高いです。
(普通の派遣会社なら時給1200円でも、経理専門派遣会社なら時給1700円ということもあります)
時給が500円違ったら、月給で5万円〜7万円ぐらいの差がついてしまいますよ。
どうせ働くならお給料はたくさん稼ぎたいですよね。
経理としてキャリアスタートするために派遣として働くなら、経理職専門の派遣会社を使うようにしましょう(無料で使えますので、とりあえず登録だけは今やっておいてください)
派遣社員と紹介予定派遣社員は何が違うのか?
派遣社員として経理キャリアをスタートし、そのまま正社員として派遣先の会社に登用されることを目指したい人は、
紹介予定派遣の制度を上手に活用しましょう。
紹介予定派遣とは「一定期間は派遣スタッフとして働いた後、直接雇用に切り替えることを前提とした働き方」のことです。
(だいたい6ヶ月程度を派遣スタッフとして働くのが一般的です)
つまり、お試し期間のようなかたちで派遣として働く感じですね。
もちろん、その期間中にもお給料は発生しますよ。

派遣スタッフの期間中に「この会社で本当に正社員としてやっていけるか?」をみきわめた上で正社員に切り替えてもらうことができます。
紹介予定派遣は、派遣スタッフと正社員の両方のいいところどりのような採用方法で、最近爆発的に利用が増えています。
派遣社員とは
派遣社員とは、雇用契約は派遣会社と結び、契約期間だけ派遣先の企業で働く人材です。
登録した派遣会社に希望条件を伝え派遣先企業を紹介してもらいます。
派遣スタッフは派遣契約に基づいて働くため、契約業務以外の業務を任せることはできません。
紹介予定派遣
紹介予定派遣とは、まずは派遣社員として働き、派遣先の企業で正社員を目指す働き方です。
最長で6か月間の派遣期間が終わった時点で正社員としての採用を前提としているので、派遣社員よりも業務の幅が広がります。
経理は派遣社員と正社員とで働き方にどんな違いがある?
経理という職種を選択する場合に、正社員と派遣社員とでは働き方にどんな違いがあるでしょうか。
以下では、就労期間やお給料、仕事内容などについて正社員と派遣を比較してみましょう。
就労期間(雇用契約の期間)
一般の派遣の場合、最大で派遣期間は3年間と定められています。
この期間が過ぎる場合、企業側は直接雇用に切り替えるか、派遣契約は終了としないといけません。
正社員の場合、雇用期間の定めはありません。
就労時間
派遣社員の場合は派遣会社の契約に基づいて決められます。
正社員の場合は企業の就業規則に基づいてきめられます。
収入(給料)
同様の仕事を担っていても責任を負っている分だけ正社員のほうが高くなるケースが多いです。
社宅制度や各種研修制度などは正社員だけを対象としていたり、内容に差がある事がおおいです。
仕事内容
派遣社員はある程度自分が得意とするジャンルや希望する仕事を選んで働けます。
また、正社員よりも負わなければならない責任は軽いです。
正社員は会社の業務の都合で希望しない職種や勤務地で働かなければいけないこともあります。
また、責任が重い分、業務の状況によっては残業や休日出勤などが必要になります。
休日出勤や残業
派遣社員の場合は派遣会社の契約に基づいて決められます。
正社員の場合は企業の就業規則に基づいてきめられます