アパレル店員として働く人の中には、ゆくゆくは「Dior」や「CHANEL」「HERMES」といった「外資系企業で働きたい」と考える人も多いはず。
この記事では外資系企業で働きたい方に向け、外資系企業と日系企業の違いや仕事内容について解説をします。
一概に外資系企業といっても、ファストファッションとラグジュアリーブランドでは仕事内容に違いがあるので、こちらも併せてみていきましょう。
この記事の目次
「身だしなみ」「共通用語」「接客」外資系企業は全て違う!
外資系企業と日系企業の大きな違いは「身だしなみ」「共通用語」「接客」の3点です。
まず「身だしなみ」についてですが、日系企業では新作商品を社員販売で購入して着用することが多い中、外資系企業では各ブランドから支給された「制服」を着用することがほとんどです。
メイクや髪型に関してもブランドの持つ世界観に合うよう指導されます。
また、社内での「共通用語」に関しては英語である場合が多く、入社時に英語のスキルチェックがあるのも外資系企業ならではと言えるでしょう。
「接客」に関しては基本的に全て敬語で行います。
日系にありがちなフラットな接客はNGとなりますので、気を付けましょう。
外資系企業と日系企業のキャリアプランの違い
企業内でキャリアチェンジができる日系企業とは違い、一般的にキャリアチェンジが難しいとされるのが外資系企業です。
一度販売員としつ採用された場合、企業内であってもプレスやMDへのキャリアチェンジはほぼ不可能なので、予め本当に自分がやりたい仕事を見直しておく必要があると言えるでしょう。
また、本社を日本国外に置く企業がほとんどで内部での公用語を英語としている企業も。ある程度の語学力がある方が望ましいと言えます。
他にも性別や年齢によって転職先が制限されることが多いのも外資系企業ならではと言えるでしょう。厳しい反面、日系企業よりスタート時の基本給が3万円ほど高い傾向にあります。
大学新卒者や店長・SV経験者で無い限り、正社員でのスタートは難しく、契約社員もしくは派遣社員からのスタートになるでしょう。
外資系「ファストファッション」の仕事内容
ZARAやGAPをはじめ、H&Mなど所謂「ファストファッション」を取り扱う企業では、売り上げはもちろんのこと、業務の効率化やスピーディーな対応が求められます。
主な仕事内容は新作商品の検品や品出し・レジ・商品整理・フィッティングへのご案内・ボディーのチェンジなどが挙げられます。
店舗面積が広く、取り扱う商品の数が多いファストファッションでは各業務を全て1人で行うのではなく、各業務毎に担当を付け、業務分担をするイメージです。
ファストファッション最大の特徴は自ら進んでお声掛けなど接客をしなくても良いところです。
「アパレル販売員に興味があるけれど、話すのは苦手」という方にでも比較的働きやすいと言えるでしょう。
外資系「ラグジュアリーブランド」の仕事内容
接客を中心に店内の清掃やディスプレイのチェンジを行います。
店頭で忙しなく作業をする日系企業やファストファッションと違い、店頭では極力作業をせず、美しい姿勢を保ち、手を組んでお客様をお出迎えするのも外資系ラグジュアリーブランドならでは。
接客時には「お客様と目線を合わす」「お客様が使用する鏡には映り込まない」などといったきめ細やかな心遣いが必要になります。
近年では外国人のお客様が多く英語や中国語での接客スキルを求められる職場もあります。
正直厳しい環境ではありますが、その分自身のスキルを磨くこともできますよ。
まとめ
この記事では外資系企業と日系企業との違いをはじめ、外資系企業でのアパレル販売員の仕事内容を紹介しました。
求められるスキルに多少の違いがあるものの、大枠は変わりません。更なるステップアップや接客スキルに自信がある方であれば外資系企業への就職を視野に入れるのも良いでしょう。
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