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近年、ファッションを学ぶために海外留学を経験する学生の方は増えてきていますね。

私が海外でパターンの勉強をした頃は「チャレンジャーだね…」なんて珍しがられたものですが、最近では海外留学も格安でできるようになっています。

海外での日本人のイメージもどんどん良くなっていますから、生活していく上でもそれほど高いハードルというわけでもなくなってきている印象がありますね。

ここでは海外の学校でパターンの勉強をしたいと考えている方向けに、日本との違いなどをご紹介したいと思います。

パターンが学べる海外の学校

パターンを海外で学ぶなら、以下のような学校が有名です。

この業界で海外留学を考える人にとっては必ず候補に上がる有名校ですから、選択肢の1つとして検討してみると良いでしょう。

①イギリス:セントラル・セント・マーチンズ

イギリスにあるセントラル・セント・マーチンズは、ファッション学科専攻の分野では、世界的に有名な「御三家」の一つです。

セリーヌのディレクターのフィービー・フィロや、ポールスミスなどの有名デザイナーを多数輩出している名門校で、パターンについても実践的な内容を学ぶことができます。

ヨーロッパ圏の学生にとって、この学校に通う事はとても名誉なことなんですよ。

②ベルギー:アントウェルペン王立芸術学院

ベルギーにあるアントウェルペン王立芸術学院も、御三家の一つです(ここの出身者は「アントワープ派」と呼ばれることもあります)

古くからこちらの学校は「入学する事はできるが、卒業ができない」ということで授業内容がハードなことで知られています。

日本からの留学生に対しても入り口は広く開かれていますから、熱意には自信がある!という方は挑戦してみる価値はありますよ(確かな技術を身につけて帰国できるでしょう)

③アメリカ:パーソンズ美術大学

アメリカのパーソンズ美術大学。こちらが御三家の最後の1つです。

アメリカで活躍中の有名なデザイナーが何人もこの学校を卒業しています。

どちらかというと、アメリカではパーソンズはデザインを勉強するための学校として有名ですね。

アメリカの学校では数ヶ月間のインターンシップ制度があり、コレクションブランドのデザインチームに関わる事のできるチャンスがありますよ。

④アメリカ:ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)

アメリカにあるニューヨーク州立ファッション工科大学(通称FIT:Fashion Institute of Technology)は、アメリカを代表するファッション学校です。

こちらの学校は、パターンとビジネスを同時進行で学ぶことができます。

アメリカではファッション業界でもビジネスを学ぶ人が多く、マーチャンダイザーやPR、ショールームのセールス職に就く人が全体的に多いです。

日本からも入学手続きはできますが、とてもハードルが高いのが二歳のところです(はっっきりいって、誰もが入学できるわけではありません)

場合によっては、来年もう一度入学手続きを…というように一年待つ事も選択肢に入れる必要があります。


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海外の学校と日本の教育との違いは?

海外の学校と日本の学校の違いについても知っておきましょう。

海外でパターンを学ぶ場合には、以下のようなことを理解しておく必要があります。

①基本的な単位の違い

まず、アメリカは定規の単位が「インチ」です。

細かいことのようですが、これに慣れるのには最初のうちは本当に苦労しますから、出発前に「1インチ=2.53センチ」というように日常的に意識しておくと良いでしょう。

②サイズ感が違う

日本人と外国人は平均身長や体型が違いますよね。

という事はパターンの形もまったく違います。

こればかりはご自身で経験しながら学んでいくしかないのですが、ウエストの高さ、ヒップの一番高いポイントなど日本のパターンとはまったく異なります。

③卒業後のステップが違う

まずは学校を卒業する事が前提ですが、海外の場合、卒業後はインターンシップ(ほぼ無給)に進む人が一般的です。

長い人では数年間経験を積み、ある程度人脈ができた後に友人を介した紹介などで会社に就職できるケースが多いです。

④ビザや入学時期の問題

日本人の場合はまず、ビザについての問題を解決する必要があります。

海外留学が初めてという方は、学びたい内容についてだけではなく、まずは生活の準備をしっかりと整えることから始めなくてはなりません。

また大統領が変わるタイミングで法律がガラッと変わる事もあるので、常に情勢にも気を配っておく必要があります。

また、日本と違う点として注意が必要なのは、アメリカは9月が入学シーズンであることです。

現在仕事についている人で、離職してから海外留学をお考えの方は時期の調整を間違えないよう気をつけてくださいね。


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まとめ

海外の学校でパターンを学ぶと、数え切れないほどたくさんのカルチャーショックがあると思います。

すでに日本で就業している人の中には、「日本で身につけた自分の技術なんてまったく通用しないんじゃ…」と自信が持てない方もひょっとしたら多いかもしれませんね。

私は日本で数年間働いてから海外の学校に入ったのですが、むしろ海外の文化に触れたことで、日本人の几帳面さや繊細さにあらためて感動した記憶があります。

海外に出て、初めて日本の良さに気がつく」ということはよく言われることですが、本当にそうだと思います。

海外留学で深くパターンについて学べば、高い技術が身につけられるのに加えて、帰国後には誇りを持って仕事に取り組むことができると思いますよ。

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