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デザイナーとのイメージの相違から、トラブルが起こってパターンを何度も作り直すはめに…。

パタンナーとしてはストレスがたまる瞬間ですよね。

これなら自分でもデザインができる!と思い、転職を考え始めているという方も多いのではないでしょうか。

今回は、パタンナーとしてある程度の経験と実績を積んだ人が、選択肢に入れることができる転職先について解説させていただきます(20代後半〜30代前半で、パタンナー5年目以上の方むけの記事になります)

パタンナーの仕事の良いところとよくある不満

自分がたずさわった商品が店頭に並んでいるのを見たとき、思わずずっとながめてしまったりしますよね。

それは、デザイナーの立場でもパタンナーの立場でも同じだと思います。

自分がデザイナーとして生地選びから始め、その生地に合わせて考案したデザインだとしても、パタンナーとして苦労したシルエットやラインから出来上がった洋服だとしても、商品にかけた思いや情熱は同じです。

それを購入してくれたお客様が街中で着ているのを見たときには、その作品を生み出した時の苦労が報われる思いがするのは、デザイナーもパタンナーもひとしく共有できる気持ちだと思います。

パタンナーはデザイナーの意向をくみながら仕事をしますが、上下関係があるというわけではありません。

私は一応パタンナーとデザイナー両方の経験があるので実感しているところなのですが、腕の良いパタンナーと一緒に仕事ができるデザイナーは、「あの人にこのパターンをお願いしよう」「あのパタンナーさんとならこういうものも作れるかも」という気持ちで仕事をしています。

パタンナーはデザイナーにとってなくてはならない存在なのです。

【よくある不満①】残業が多い…

ただ、パタンナーという職業は、どこの企業でも一般的にサラリーマンと同じ待遇の扱いです。

展示会が重なるようなタイミングにはパタンナーは大変な繁忙期になりますから、深夜まで仕事をしてなかなか帰れない…ということもあるでしょう。

また、アパレル企業というのはどこもし烈な競争をしていますから、残業代が必ず出るところばかりでもないと思います。

こんなに働いているのになかなかお給料も上がらない…というときには強い不満が生まれるものですよね。

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【よくある不満②】生産トラブルやデザイナーの指示にふりまわされる…

パタンナーの仕事は、生産時のトラブルやデザイナーのイメージ変更などで対応に追われる…という事態がひんぱんに起こりします。

急なトラブル対応では徹夜での作業を余儀なくされることも。

パターンがなければ洋服はできないし、イメージと違えばやり直さないといけないし…自分が納得できるまでいつまでも終りのない職業です。

会社からの帰り道でも構造を考えているという人も多いでしょう。

こういうときにはパタンナーという職業は会社以外でも残業をしているようなものです。


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可能なの?デザイナーへのキャリアアップ

現在、パタンナーとして働いている人の中には、デザイナーへのキャリアアップを考えている人も多くいらっしゃることでしょう。

デザイナーへのキャリアアップにも様々な方法がありますので、ここではいくつか選択肢を紹介させていただきますね。

①企業に属するデザイナーになる

一番多いのは企業に属するデザイナーです。

企業デザイナーであれば、月給制でボーナスも出るのでお給料面で安定しているというメリットがあります。

パタンナーとしての実務経験をいかせばデザイナーとしては見習いだけれど、とりあえず採用してもらえるというケースもありますから、ステップアップを目指して求人を日頃から見ておくのもチャンスにつながるでしょう。

②自分のブランドを立ち上げる

次に多いのがフリーランサーとして自身でブランドを立ち上げるデザイナーです。

フリーランサーは信頼関係のあるアパレルメーカーやデザイン事務所と契約を結んで、案件ごとに報酬を決めていく働き方になります。

そのため、デメリットとしては収入が不安定であることがあげられますね。

将来性を考えると不安要素が多いです。

自身で立ち上げるデザイン事務所はファッションデザイナーとしては「成功したかたち」といえます(ヒット商品が出た際には飛躍的に収入が増えます)

ただし、逆にヒット商品が生み出せなければ収入は限りなくゼロに近くなるので、収入面では浮き沈みのあるギャンブルに近い働き方になることもあります。

自分のブランドを持つというのはデザイナーを目指す人なら誰もが夢見ることですが、リスクがあることも知っておかなくてはなりません。

パタンナーからデザイナーに転職する具体的な道すじ

すでにパタンナーとしてキャリアをスタートしている人であれば、生地やパターン、縫製や生産の知識はじゅうぶんにお持ちかと思います。

その知識を生かしてパタンナーとして収入を確保しながら、創造性を持って企画やデザインの仕事も少しずつ始めることが次につながります。

企業の中にはパタンナーとして採用しつつ、デザイナー見習いとして勉強をさせてくれるところもたくさんありますから、アパレル関連の求人情報には普段からアンテナをはっておくと良いと思います。

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実際に企業デザイナーへ転職した後には、今までのデザイナーの仕事のイメージとは全く違っていてとまどうということもあるかもしれません。

デザイナーの仕事は、意外と書類関係や電話での応対も多く、デザインを考える時間ばかりというわけにはいかないからです。

仕事時間以外にもファッション知識の吸収が必要ですから、激務で大変…ということもあるかもしれません。


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まとめ

パタンナーからのキャリアアップとして、デザイナーになる事は可能です(そういう人はたくさんいますし、私もこの形でやってきました)

そもそも、センスがなければパターンは作れないですから、すでにパタンナーとして仕事をできているあなたには可能性があるはずなんです。

ただ、実際に一歩踏み出すときには企業デザイナーなのか、フリーランサーとして自立するのか…といったように、さまざまな選択肢があること(それぞれの選択肢でリスクも違うこと)は知っておいてくださいね。

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